映画「リストラ・マン」の感想-ドラマ「シリコンバレー」のプロデューサーの良作


作品情報

原題:Office Space

放題:リストラ・マン

1999年公開のアメリカ映画

あらすじ

リストラなんか、もうコワくない!! 会社に悩めるオトナ必見! ストレス解消に最高のオフィス・コメディ!!

出典 Amazon

トレーラー

評価

(3/5)

以下、ネタバレを含みます。

感想

現代の日本に通ずる

複数の上司から同じ内容の指示をされる、もったいぶって休日出勤の依頼をしてくる、まともに動くことがない複合機・・・IT業界で働く上ではよくある話に感じそうです。あのアメリカでさえ現在の日本のような労働環境だったのかと思うと、驚きと感慨がありますね。1999年に公開された映画なので丁度2019年の現在からすると、日米社会20年遅延説を思い出しました。

ある種の問題定義

催眠療法、レストランでのバッジ着用の強要など、この辺は現代のアメリカでも継続していそうですね。IT業界がシリコンバレーを中心に大きく飛躍したのに比べると、その他の業界は実は20年前の延長にあるのかも知れません。かなり誇張されているとは思いますが、アメリカの現実を映していそうです。

まとめ

日本では劇場未公開ですが、アメリカではかなり有名な作品のようです。個人的には監督がドラマ「シリコンバレー」のプロデューサーであるマイク・ジャッジだったことが見るきっかけでしたが、この頃からIT業界に相当な思い入れがありそうですね。複合機を持ち出して粉砕するシーンは、マイク・ジャッジを端的に表しているようにも感じます。前世紀末のアメリカのIT業界の労働環境を知ることができる、優秀な映画です。